【英語学習-基礎編】5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる?

はじめに

私が音声変化の重要性を説く背景

→高校生のときから英語でも文法とReadingはできた方だが、リスニングが全くできない。耳が壊れてると思っていた。

→大学生の長期休暇でフィリピン留学し、音声変化を含んだ発音矯正の授業をうける

→英語の音はめちゃくちゃ変化することを初めて知る。音の変化を知らないとリスニングが全くできないと悟る。特にネイティブは通常音声変化を用いる。

→音声変化の基礎的なルールを身に着けたが、まだ知らない多様多種の音声変化があると知った

→さまざまな解説動画、参考書、時事ニュースの音源を使い音声変化をするリスニングのトレーニングを継続(今ここ)

 

音声変化の重要性について

「ネイティブスピーカが話す自然な英語が聞き取れない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

聞き取れない理由の一つに、会話では音が繋がったり脱落したりする変化があるが多くの日本人が知らないことが挙げられます。いわゆる「音声変化」と呼ばれる英語の特徴です。
論より証拠です。まずこちらの動画をご覧ください。


英語 リスニング 英語 発音:この英語、聞こえますか?(#1)

 

ご覧になったでしょうか。

「I met him at a party」の省略した発音を知らなかった方が多いと思います。

音声変化を知らなければ英語は聞き取れるようにならないのです。

 

リスニングの原則 

「発音できない音は聞き取れない」

だからこそ音声変化を体系的に学習する必要があります。

どのような音声変化がありどのように学習すればいいのか

音声変化を解説した参考書を紹介します。

 下記に示す「5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる」によると音声変化の原則は連結・同化・ら行化・脱落・弱形と紹介されています。

f:id:gaishiengineer:20200525003138p:plain

f:id:gaishiengineer:20200525003207p:plain

 ■連結:単語の最後が子音で終わっていて、次の単語の最初の音が母音であるとき、つながって発音される。

例:an umbrella  アン アンブレラ→アナンブレラ

■同化:ある音が隣り合う音に影響を受けて、違う音に変化する

例:not yet ナァト イェト→ナァチェット

■ラ行化:tやdの発音がら行のような音で発音される

例:ladder ラダー→ララー

■脱落:あるべき音が発音されない、あるいは聞こえにくくなる

例:What` s up?  ワツ アァップ→ワツ アァッ

■弱形:弱く短く発音される

例:our アワー→アー

 

覚えるべき音声変化の原則として5つが挙げられています。5つの音声変化を学習する妥当性はどれだけあるのでしょうか。音声変化に記載されている他の参考書を調査し 比較してみました。

以下の参考書では独自の言葉で書かれているので「5つの音声変化」の言葉に言い換えています。

「英語学習2.0」

f:id:gaishiengineer:20200526142919p:plain

・音の連結→連結

・音の消失→脱落

・フラップのt→ら行化

・弱形→弱形

「英語耳」

f:id:gaishiengineer:20200526142830p:plain

・語尾の子音と語頭の母音がつながる→連結

・同じ子音が連続するときは2つ目だけ発音する→脱落

・語尾の子音は消える→脱落

・あいまい母音は消失ぎみになる→弱形

・tサウンドはら行に近い音になる→ら行化

「瞬時にわかる英語リスニング大特訓」

f:id:gaishiengineer:20200526142714p:plain

・つながる音→連結

・消える音→脱落

・チャ行、シャ行などの音→連結

・t音、d音などの脱落→脱落

・t音の変化→ら行化

・h音の変化→弱形

・I音の変化→該当なし

・tr音、dr音→該当なし

・going to, want to , got to, →該当なし

・短縮形I'm I'll→弱形

・短縮形Because→該当なし

 

「英語学習2.0」と「英語耳」に関しては5つの音声変化でその内容をカバーできています。

「瞬時にわかる英語リスニング大特訓」は大まかに原則として分類しているのではなく、音の変化があるものを羅列しています。「5つの音声変化」ではカバーできていないところがあります。一方で弱形の原則は「5つの音声変化」の方が詳細に記載されています。どちらの参考書の方が良いかは言い切れませんが、どちらも日本語で解説が書かれており初心者にとってとは非常に有用です。

 

ここでは、「5つの音声変化」を例に学習方法を紹介します。

1つの原則に15以上の例文と音声があるので、インプット学習として利用します。

5つの音声変化の原則を暗記。原則を理解したら数十回の音読し聞き込みを行います。さらにシャドーイングやオーバーラッピングも行います。ここまですればリスニングの能力は飛躍的に向上します。

 

参考書の学習原則

「3周し9割以上内容が理解できるまで暗記する」

参考書の学習原則にのっとり音声変化の原則を身に着けてください。音声変化の原則を習得すればその後の英語ニュースや資格試験などの学習に大いに役に立ちます。

 

プラスαとして音声付の動画学習やブログ参考にするのもおすすめです。

参考書だけでは学習が継続出来ない方や更に音声変化を学びたい方向けにYoutubeの動画やWEBサイトをご紹介します。

 

サマー先生と英会話 ! 【プライムイングリッシュ】


andとofの音声変化 + 海外のレストランで注文するときに使えるフレーズ《サマー先生の英語発音講座#28》

ネイティブスピーカーでアメリカ英語が非常に聞き取りやすいです。日本語で解説されているので初心者にはありがたいです。

 

AEO英語発音


英語発音バイブル リンキング編 Lesson1~Lesson2

日本人講師による日本英語発音ですが、例題が多く参考になります。教材の宣伝動画ですが、この動画だけでも勉強になります。

 

RYO英会話ジム

https://ryotoeikaiwa.net/%E9%9F%B3%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%EF%BC%81twenty%E3%82%84plenty%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E7%99%BA%E9%9F%B3/

さまざまな音声変化に関する記事をあげています。Google検索するとこの方の記事がヒットすることが多いです。例題に対して音声を上げているので理解しやすいです。

 

 まとめ

以上、音声変化の必要性と参考文献・動画についてご紹介しました。

最後までご覧いただきありがとうございます。