【英語-発音】オンライン英会話Hanasoで発音矯正してみた話
日本で実践できる発音矯正を模索しさまざまなサービスをお試していますが、今回はオンライン英会話Hanasoで発音矯正のレッスンをご紹介します。
Hanasoを選んだ利用は発音トレーニング専用の教材があることと発音トレーニング専用講師がいるためですが、おすすめの利用方法は自分自身が正しい発音をしているか講師に確認してもらうことです。決してHanasoのトレーニングだけで正確な発音に矯正できることは難しいと判断しています。しかし一人だけで発音矯正するよりは第三者の客観的な意見を取り入れる方が学習効率は良いでしょう。
教材の内容
基本的な発音習得がメインのオリジナル教材になります。
良い点
複数の単語と文がある構成
悪い点
音声がない
rサウンドを巻き舌としているところ
以下HanasoのWEBサイトから引用
- 基本的な発音を身につけたい方
- 簡単な単語でも相手に通じないことがある方
- フレーズ・文法は正しいのに何度も聞き返されてしまう方
- 本で発音を勉強しても正しく発音できているかわからず困っている方
- リスニングスキルを向上させたい方
構成
発音トレーニングのテキストは2つのステージに分かれています。
ステージ1と2の違いについては各ステージの説明をご確認ください。
ステージ1
通じる英語を話すために重要な20個の子音と6個の母音を学びます。
話している内容は正しいはずなのに通じないことが多い方やカタカナ発音になりがちな方にお勧めします。
まずはこのステージで英語の発音の基礎を身に着けましょう!
【一括ダウンロード】hanaso発音トレーニング: ステージ1-1~17(PDF:2.46MB)
Unit | タイトル |
---|---|
1 | /p/ と /b/の発音 |
2 | /f/ と /v/の発音 |
3 | /s/ と /z/の発音 |
4 | /θ/ と /ð/の発音 |
5 | /t/ と /d/の発音 |
6 | /k/ と /g/の発音 |
7 | /ʃ/ と /ʒ/の発音 |
8 | /l/ と /r/の発音 |
9 | /m/の発音 |
10 | /n/の発音 |
11 | /ŋ/の発音 |
12 | /w/の発音 |
13 | /æ/の発音 |
14 | /ɑː/の発 |
15 | /ə/の発音 |
16 | /ʌ/の発音 |
17 | /ɑːr/ と /ɜːr/の発音 |
ステージ2
ステージ1で学んだ発音が複数混ざった単語や英文を正しく発音できるように練習します。
また、b と v、l と r、a と ʌ など似ている音を言い分ける練習も行います。
このテキストで学ぶ20個の子音と6個の母音については自然と言い分けることができるレベルを目指しましょう!
【一括ダウンロード】hanaso発音トレーニング: ステージ2-1~7(PDF:1.72MB)
Unit | タイトル |
---|---|
1 | /p/、/b/、/f/及び/v/の復習 |
2 | /s/、/z/、/θ/及び/ð/の復習 |
3 | /t/、/d/、/k/及び/g/の復習 |
4 | /ʃ/、/ʒ/、/l/及び/r/の復習 |
5 | /m/、/n/及び/ŋ/の復習 |
6 | /ɑːr/、/ɜːr/及び/w/の復習 |
7 | /æ/、/ɑː/、/ə/及び/ʌ/の復習 |
レッスンの流れ
レッスンの流れは以下の①→②です。
①生徒が教材に書いてある発音の仕方を黙読
②講師が単語や文を発音し生徒が真似る
基本的には発音の仕方を生徒が自習し講師に細かい指導をしてもらう流れになります。
生徒が上手く発音できれば一つの発音に対して25分のレッスン内に終わることもありますが、日本人が苦手なngやrサウンドであれば数レッスンかかることはよくあります。
また過去に講師によってただ文を読むだけの無駄な作業になってしまうレッスンもあるのでちゃんと発音矯正したい方は、いい講師を探すか厳しい指導を前もってお願いすることが必要です。
発音トレーニング講師
2020年10月時点で発音トレーニングが可能な講師は40人います。そのほぼ全てがフィリピン人です。フィリピン人によくいるコールセンターで働いている人だったり心理学や経済学を専攻してた方などが講師をしています。
どのオンライン英会話にも言えることですが講師のレベルはピンキリです。発音矯正に関しては厳しく指導してくれる間違ってもお世辞で言い発音だと言わない講師を探すことが大事です。最初はひたすらいろんな講師を選んでみると良いでしょう。
受講した感想
一か月受講してみたのですが、ng・yサウンドなどの発音はうまくできてないと指摘されたのは良かったと思ってます。やはり間違った発音で癖がつくのは相手に不快感をもたらしたりリスニングができない要因になるのでまず間違いを認識するきっかけになります。
以前フィリピン留学した際に音声学の学位をもつフィリピン人の講師に発音矯正してもらいましたが、その方と比べてるとHanasoのレベルは高くないです。発音矯正が上手い講師は絵や写真を用いたり似た音との違いをロジカルに説明できます。経験の差でしょう。それが出来る先生がなかなかいないので現状では「自分自身が正しい発音をしているか」の確認がメインの利用目的になります。