【英語学習-書評】英語多読 すべての悩みは量が解決する

書評「英語多読

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著者の結論:大量のインプットが必要。それにより英語を英語の語順で理解する英語脳が養われる。

 

私の意見:結論には同意。ただし、絵本や小説だけを多読してもspeakingやwritingの能力は完全には身につかない

 

第一章 賛成&参考になる 

私の意見:確かに学校現場の語彙は少ない。

著者の意見:

「中学校の3年間で3冊の検定教科書を使うわけですが、そこに登場する英語は約5000語(延べ)です。同じく高校3年間では約2万5000語、受験期の問題集などは1冊当たり1万語として、5冊読んで約5万語となります。そうすると、中学、高校の6年間で読む英語は約8万語前後。一生懸命勉強した人でも10万語程度ではないでしょうか。これは、日本語の文庫本に当たる、英語のペーパーバック1冊分の一般的な分量とほぼ同じです。

 

多読で圧倒的な量を素早く吸収できるようになると、そのまま試験の点数にも成果が現れます。読む速度が上がって時間が余るようになると、「問題文の先読み」といった「ワザ」が必要ないので、問題に集中できて正解率が上がる──多読で読む量が増え、速度が上がることにはこんな良い結果もついてきます。」

 

第二章 参考にならない 

私の意見:上手くいった例だけをあげる。母数がどれくらいで成功した人は何人か統計的なデータをあげない。多読というReading分野の話なのにspeakingテストがある英検を成果としてあげている。英検1級をとった幼児を例にするとか多くの日本人に当てはまらない例を出さないでほしい。

 

著者の意見:

「もちろん英検何級とか、TOEIC何点とか、ほかの目安もありますね。でも私はそんなものは目安の中でも信頼性の低い尺度だと考えています。

なお、中1二人とも高校の時にTOEIC900点以上を取っています。また、多読は最近やっと中学、高校、大学でも授業として行われる。

多読を始めてしばらくたった頃、会社からマサチューセッツ工科大学に2年間研究派遣され、、」

 

第三章 特になし

著者の意見:

「多読では、例えば100万語を一つの単位とするくらいにたくさん読もうと言っています。

1.多読三原則2.大量の読みやすい本3.仲間」

 

第四章 参考になる

著者の意見:

①本を選ぶ 

母語が英語であるこどもが、自分一人で本を読めるようにレベル分けされている絵本などがおあつらえ向きです。お薦めとしてOxfordReadingTree(※)というシリーズが挙げられます。これは主なものだけでも100冊以上あり、全体が細かくレベル分けされていますので、そのStage1~3くらいがちょうど良いと思います。なお、このOxfordReadingTreeはOxfordOwlというサイトから無料で読むことができるので、お試しにもいいでしょう

②絵を読む 

例えば、「pullup」という表現に何度か出合って、その時の絵にはいつも自動車を停車する場面が含まれていれば、「pullup」は自動車を停車する場面で使うフレーズだと分かってきます。

④音と一緒に読む 

もし読んでいる本を朗読している音源があれば、ぜひそれも使いましょう。使わないのはもったいない。

この音源の使い方のお勧めは「聴き読み」です。音を聴きながら、一緒に読むのです。

 

第五章 半分賛成

私の意見:英文を英語の語順で理解する英語脳になるから

 著者の意見:

「多読」はリスニング、スピーキング、ライティングにも十分効果があります。

英語回路ができるから。

 

「聴く」と「話す」両方に効果大の「シャドーイング」同時通訳などの訓練で「シャドーイング」というのがあります。これは、英語の音を聴くと同時に、その音を発する手法です。

 

第六章

私の意見:多読教材をたくさんあげており自分にあった教材があるかもしれない。

 

以上、書評でした。