ニュース英語に関する教材まとめ

はじめに

英語は積み重ねと言ってもなかなか継続して学習することは難しい。しかし継続しなければ決して英語力が伸びません。かといって英語学習者のYouTubeを見てやる気を出しても三日坊主で終わります。大事なのは自分にあった継続できる環境や方法を見つけることです。

 

私は以下の理由から英語学習に時事英語を採用しています。

時事英語(ニュース)を採用する理由

①ニュースは日々、あらゆるジャンルの新しい情報が飛び込んでくるので飽きずに続けられる。

②アナウンサーが話す文章は簡潔で正しい文法であり、ビジネスパーソンにも良い

③日本では意識しにくい海外ニュースをダイレクトに触れることができる。

④興味をそそる内容で記憶に残りやすい。近頃ではコロナウイルスの記事が多いですが、身近でウイルス学の単語が頭にすっと入ってきます。

 

もともと就活のためにTOEIC900点とったがそのあとのメイン学習はどうすればと悩んでいました。外資系企業で働ているけどTOEICで覚えたレベルの単語ネイティブからしたら簡単であり、実社会ではまだまだ実力不足と気づきました。かといってビジネス英語だけでなく、幅広い教養も含め海外大学の授業を受けられるレベルまで英語力あげたい。

そのように考えていたところTwitterの英語アカの多くが海外の英語ニュースもしくはIELTS教材を使って日々学習していることを知りました。

また、IELTSそのものを勉強しなくても海外ニュースを使っていれば自然とIELTSや英検1級の点数があるとsnsのツイートを知りました。

そこで、継続できそうな時事英語を採用することにしました。

 

どのニュースサイトを教材にしたらいいのか

 

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私が使用しているいくつかの教材についてご紹介しますが、選定基準があります。

選定基準は

・英文・和文スクリプトがあり、電子化(コピペ)できるか

スクリプトが100文字前後

・音声ファイルが提供されている。

・内容や文法について解説があるか

の4つです。これら選定基準は英語学習には音読が必須と考えており音読を行う環境が提供されていることを重視しているためです。

 

 

初級者からのニュース・リスニングCNN Student News

 

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最初におすすめするのが「初級者からのニュース・リスニングCNN Student News」です。ニュース英語の参考書の中では初級者向けになっていますが、TOEIC LR 800点以上の方でも知らない単語があり学ぶべきことが多いものになっています。

下記に特長をまとめました。
・2種類の音声
CNNの放送そのままの「natural」音声、プロのナレーターが読み直した「slow」音声、の2種類を収録。
・オンラインサービス付き
アプリを使って音声をスマホで楽々再生。ニュース動画を字幕あり/なしで視聴可。
・4技能に対応
「リスニング」と「リーディング」でインプットした情報を、
「ライティング」と「スピーキング」でアウトプットする練習が用意されている

●内容の例
新型コロナウイルスのワクチン開発・・The Race to Develop a Coronavirus Vaccine
・世界中でマスクの製造が過熱・・Companies Rally to Meet the Demand for Masks
東京2020オリンピックの延期が決定・・Tokyo Olympics 2020 to Be Postponed
宇宙旅行への一歩・・A Step Towards Space Tourism
・小売業の「終末」か「進化」か・・“? Retail Apocalypse"? or “Retail Evolution"?
・コロナショック下のアメリカ大統領選挙・・The U.S. Presidential Election
・抗体が果たす役割・・The Role of Antibodies
・オフィスはどのように変わるのか・・Changes in the Workplace
パンデミックとは何か・・? What Is a Pandemic?
太陽光発電窓の可能性・・Solar Windows to Change the Way Buildings May Be Powered
・“コロナ"後の映画産業の行方・・The Outlook for Movie Theaters
・野生のゾウのそばで眠りにつける楽園・・Jungle Bubbles - A New Way to Watch Elephants

 

本の中身を少し見てみましょう。

1記事が100文字程度で英文と和訳がページ毎に分かれており学習しやすい構成になっています。

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和文と解説

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Breaking News English

https://breakingnewsenglish.com/index.html

 

「世界へ発信!ニュースで英語術」

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https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/

NHKのWEBサイトです。2020年3月で使いやすい旧サービスが終了してしまったですが過去記事がまだ使用できます。

追記:2020年8月から旧サイトが閉鎖されました。今後は新サイトのみの利用になります。

学習方法

①音声をまずリスニング

それぞれの記事に通常とゆっくり音声があります。実際のニュースで使われた記事を聞きやすいように再編されています。試験のナレーションのようなクリアの音声です。

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NHKラジオの聞き逃し配信で音声が聞けます。

https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=4812_01

 

②センテンスごとに学ぶ

iPadに2画面機能を使い左にWebサイトを開き、右にセンテンスをコピペしたOnenoteを開きます。スマートフォンやPCと同期できるので通勤や通学途中で英文が確認できますので非常に便利です。

 

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Onenoteにコピペしたら「センテンスごとに学ぶ」を開き解説をiPadの左に開く。

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センテンスごとに音声を聞きどこが理解できないか確認する。理解できなかったところを中心に解説を読み、Onenoteにまとめる。この際どこが主語で動詞なのか注意する。これを全文に繰り返す。

③音読を繰り返す

④センテンスごとにシャドーイングもしくはリピーティングを行う。

聞き取れなかったセンテンスや単語は繰り返し聞き音読する

⑤余裕があればWebサイトにある問題を解く。

問題としては文意を問うものはないので省略していいと思いますが、単語の確認は便利です。

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⑥音源をスマートフォンに取り込み繰り返すリスニング

スマートフォンに取り入れる方法はTwitterのDMで聞いてください。

 

辞書なしで超速読月間英語ニュース

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通訳者の細見敏夫さんが翻訳・編集しているAmazon Kindleで購入できる英語ニュースです。もとの英文記事と音声は、VOAの記事を引用しています。毎月合計30記事を収録しています。

 

この電子本では 英語 を 頭 から 英語 の 順番 で、「 数個の単語を一つの塊」( パラグラフ と 呼んでいます)にして、 その塊(パラグラフ)ごとに訳しています。音源もあります。

 

構成内容

①パラグラフリーディング

②原文でのパラグラフリーディング

シャドーイング音声付

④パラグラフリスニング

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シャドーイング

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。今回紹介したのは時事英語の中でも簡単な部類に入りますが、継続しやすい学習方法です。